完敗だった。
0-2というスコア以上に、
内容の差を感じる90分。
清水は岡山に主導権を握られ続け、
最後まで自分たちのゲームを作れなかった。
猛暑の影響は確かにあった。
しかし、それを言い訳にできないほど、
“戦う空気”で後れを取っていた。
今季ワースト級――
そう表現しても大げさではない試合だった。
■ 4試合連続の先制点献上、またしても追いかける展開
立ち上がりは一進一退。
しかし10分、
スローインからポポに抜け出されると、
最後は白井に押し込まれ失点。
本多の判断ミスと、ブルネッティのクリアミス。
さらにラインも揃わず、
守備陣全体のズレが露呈した。
これで4試合連続の先制点献上。
試合後、秋葉監督も
「入りは悪くなかったが、ミスから苦しくなった」
と振り返った。
だが問題は、
失点そのものだけではない。
失点後も、
清水は流れを引き戻せなかった。
■ “何も起きない攻撃”が最大の問題
この日の清水は、
攻撃の形がほとんど見えなかった。
セカンドボールは拾えない。
前線は孤立。
押し込んでも崩せない。
唯一、松崎が個人で前進する場面はあった。
55分には左サイドからクロスを送るが、
GKにキャッチされる。
それ以外は、
相手を脅かすシーン自体が少なかった。
オ・セフンも起点にはなる。
しかし、その先が続かない。
高橋も消え、
中盤も前を向けない。
「自分たちがやりたいサッカーをやらせてもらえなかった」
そんな試合後コメント通りの内容だった。
■ 岡山との差は“気迫”だった
39分、
岡山はCKからネットを揺らす。
結果的にファールで取り消されたが、
その場面でも岡山の執念は強かった。
さらに際どい判定では、
岡山の選手たちは激しく感情を出す。
一方の清水は、
淡々と時間が流れていく印象だった。
もちろん冷静さは必要だ。
ただ、
“絶対に勝つ”という感情が見えなかったことが、
この試合で最も苦しかった。
試合後、
住吉も「もっと戦わなければいけない」
という趣旨のコメントを残している。
内容以前に、
まず戦う部分で押し負けた。
そんな90分だった。
■ 交代策も流れを変えられず
後半開始の交代はなし。
その後、
北爪→日髙
高橋→千葉
さらに松崎→小塚、嶋本→アフメドフ。
変化を加えようとしたが、
試合の流れは大きく変わらなかった。
小塚がテンポを作る場面はあった。
しかし、
押し込む時間を継続できない。
逆に岡山は、
最後まで守備強度を落とさなかった。
清水は疲弊し、
岡山は最後まで戦い続けた。
その差が、
そのまま試合内容に表れていた。
■ まとめ:“完敗”をどう受け止めるか
判定や相手の精度次第では、
0-3、0-4でもおかしくないゲームだった。
清水はギリギリで耐えていただけ。
攻守ともに、
主導権を握れなかった。
そして何より――
この試合で残ったのは、
技術や戦術以上の“無力感”だった。
暑さの中、
遠く岡山まで駆けつけたサポーターに、
見せるべきものを見せられなかった。
この敗戦をどう変えるのか。
それは次節、
ピッチで示すしかない。
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