清水エスパルス 対 ファジアーノ岡山 試合レビュー|“戦えなかった”90分、残ったのは無力感 2026年J1第17節(百年構想リーグ)

完敗だった。

0-2というスコア以上に、
内容の差を感じる90分。

清水は岡山に主導権を握られ続け、
最後まで自分たちのゲームを作れなかった。

猛暑の影響は確かにあった。

しかし、それを言い訳にできないほど、
“戦う空気”で後れを取っていた。

今季ワースト級――
そう表現しても大げさではない試合だった。

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■ 4試合連続の先制点献上、またしても追いかける展開

立ち上がりは一進一退。

しかし10分、
スローインからポポに抜け出されると、
最後は白井に押し込まれ失点。

本多の判断ミスと、ブルネッティのクリアミス。
さらにラインも揃わず、
守備陣全体のズレが露呈した。

これで4試合連続の先制点献上。

試合後、秋葉監督も
「入りは悪くなかったが、ミスから苦しくなった」
と振り返った。

だが問題は、
失点そのものだけではない。

失点後も、
清水は流れを引き戻せなかった。

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■ “何も起きない攻撃”が最大の問題

この日の清水は、
攻撃の形がほとんど見えなかった。

セカンドボールは拾えない。
前線は孤立。
押し込んでも崩せない。

唯一、松崎が個人で前進する場面はあった。

55分には左サイドからクロスを送るが、
GKにキャッチされる。

それ以外は、
相手を脅かすシーン自体が少なかった。

オ・セフンも起点にはなる。
しかし、その先が続かない。

高橋も消え、
中盤も前を向けない。

「自分たちがやりたいサッカーをやらせてもらえなかった」

そんな試合後コメント通りの内容だった。

■ 岡山との差は“気迫”だった

39分、
岡山はCKからネットを揺らす。

結果的にファールで取り消されたが、
その場面でも岡山の執念は強かった。

さらに際どい判定では、
岡山の選手たちは激しく感情を出す。

一方の清水は、
淡々と時間が流れていく印象だった。

もちろん冷静さは必要だ。

ただ、
“絶対に勝つ”という感情が見えなかったことが、
この試合で最も苦しかった。

試合後、
住吉も「もっと戦わなければいけない」
という趣旨のコメントを残している。

内容以前に、
まず戦う部分で押し負けた。

そんな90分だった。

■ 交代策も流れを変えられず

後半開始の交代はなし。

その後、
北爪→日髙
高橋→千葉
さらに松崎→小塚、嶋本→アフメドフ。

変化を加えようとしたが、
試合の流れは大きく変わらなかった。

小塚がテンポを作る場面はあった。
しかし、
押し込む時間を継続できない。

逆に岡山は、
最後まで守備強度を落とさなかった。

清水は疲弊し、
岡山は最後まで戦い続けた。

その差が、
そのまま試合内容に表れていた。

■ まとめ:“完敗”をどう受け止めるか

判定や相手の精度次第では、
0-3、0-4でもおかしくないゲームだった。

清水はギリギリで耐えていただけ。

攻守ともに、
主導権を握れなかった。

そして何より――

この試合で残ったのは、
技術や戦術以上の“無力感”だった。

暑さの中、
遠く岡山まで駆けつけたサポーターに、
見せるべきものを見せられなかった。

この敗戦をどう変えるのか。

それは次節、
ピッチで示すしかない。


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