3連敗、3試合連続無得点。
苦しい状況で迎えたFC東京戦は、1-1のドローに終わりました。
欲しかった勝点3には届かず。
それでも、先制された直後に木下の加入後初ゴールで追いつき、連敗と無得点を止めました。
ただ、これで攻撃の課題が解消されたわけではありません。
「1点取れた」ことと、「点を取れるようになった」ことは違う。
FC東京戦を振り返ります。
メンバーが変わっても、守備は崩れない
天皇杯を含む5連戦の4試合目。
怪我人も増えるなか、吉田監督は柏戦からスタメン4人を変更しました。

CBには高橋と住吉。松崎、木下もスタメンに入ります。
連係面では不安もあり、序盤はミスからヒヤッとする場面も。
それでも、守備は崩れません。
22分にはマルセロ・ヒアンへのボールを高橋がスライディングでクリア。25分の波状攻撃も身体を張って凌ぎました。
押し込まれても、最後のところではやらせない。
今季リーグ戦は、ここまで全試合1失点以下。
メンバーが変わっても、この粘り強さは清水の強みです。
一方、攻撃は前半シュート6本を放ちながら、決定機はほとんど作れず。
守れる。でも、点が取れない。
ここ数試合と同じ課題を残し、0-0で折り返しました。
また先制された。でも、今回は終わらなかった
後半開始から辻に代えて藤井を投入。
松崎のクロスにジャーメインが合わせるなど、清水がゴールへ向かい始めます。
しかし50分。
自陣でのボールロストから攻め込まれ、安斎に先制を許しました。
これで4試合連続、後半に先制点を献上。
過去3試合は、そのまま0-1で敗れています。
またか――。
そんな空気を変えたのが木下でした。
失点からわずか3分後。
相手GKへプレスをかけ、クリアボールを身体に当てると、そのまま自ら押し込みます。
待ちに待った、リーグ戦4試合ぶりのゴール。
一見すれば、相手のミスから生まれた得点です。
しかし、木下は試合後にこう明かしています。
「ミーティングの映像でもタカさんから似たような映像を見せてもらっていたので、イメージはあった」
GKへのプレスは木下に与えられたタスクであり、事前に似た場面も共有されていました。
偶然ではなく、チームで狙って奪った1点です。
「1点取れた」で終わってはいけない
3試合続いた無得点を止めた。
間違いなく前進です。
ただ、攻撃が大きく改善したわけではありません。
清水のシュートは8本。そのうち後半はわずか2本でした。
木下も、
「今日の試合で言えばシュートをほとんど打てていない」
と振り返っています。
クロスまでは運べる。
相手陣内にも入れる。
それでも、最後のシュートまで持っていけない。
木下のゴールも、相手を崩して生まれたものではありません。
吉田監督も「1試合で2点、3点と取らなければいけない」と話しています。
一方、守備は5試合すべて1失点以下。
ならば、次の課題は明確です。
1点を守り切るのではなく、2点目を奪える攻撃を作ること。
勝点1を、次につなげる
終盤はクロスバー直撃のシュートを浴びるなど、ギリギリの展開でした。
吉田監督も、
「何とか引き分けに持っていったというようなゲーム」
と振り返っています。
もちろん、欲しかったのは勝点3。
それでも、3試合続いた「0-1」を、この日は「1-1」に変えました。
木下はこう話しています。
「1入らないと2はない」
ようやく生まれた、その「1」。
次は、勝利につながる「2点目」を奪いにいきましょう。
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