完敗です。
ホーム・アイスタで町田に0-5。
判定に疑問が残る場面もありましたが、それを差し引いても、町田が一枚も二枚も上手でした。
ただ、清水にも可能性を感じる時間はありました。
では、何がこれほど大きな差を生んだのか。
今回の敗戦から感じたことを振り返ります。
立ち上がりに見せた、いつもと違う清水
開始早々から清水は積極的でした。
高い位置からプレッシャーをかけ、ボールを奪えば迷わずシュート。
1分に弓場、4分にはカピシャーバがミドルシュート。さらにショートコーナーからセフンが頭で合わせます。
セットプレーにも工夫が見られ、これまでとは違う姿勢を感じました。
格上相手に受け身にならず、自分たちから仕掛ける。
リスクはありますが、こうした姿勢は必要だったと思います。
カピシャーバも試合後、こう振り返っています。
1失点目を失うまではゲームをコントロールできていたのかなと思いました。
ただ、町田は慌てません。
清水の圧力を受けながらも決定的な場面は作らせず、34分にはセットプレーのこぼれ球をネタ ラヴィが豪快に決めて先制。
前半のシュート数は清水4本、町田6本。枠内シュートも2本対3本。
ゴール期待値は0.28対0.36。
清水が勢いを見せた前半でしたが、数字でも町田がわずかに上回りました。
勢いで押す清水と、冷静に試合を運ぶ町田。
この違いが、後半にはさらに鮮明になります。
退場より前に見えていた実力差
後半開始早々の2失点目。
明本のロングカウンターから小川に決められた場面は、完璧にやられました。
途中で止められそうな場面はいくつもあった。それでも町田は正確につなぎ、ゴールまで運び切った。
ここで清水は勢いを失ったように見えました。
さらに61分、スローインから西村に抜け出されて3失点目。
あまりにも簡単に隙を突かれました。
そして直後、松崎が2枚目の警告で退場。
昌子の駆け引きも含め、町田の試合巧者ぶりを感じた場面でした。
ただ、忘れてはいけないのは、退場する前に0-3だったこと。
吉田監督も、後半の失点についてこう振り返っています。
不用意な取られ方から失点をした。そこで取られて失点するようではダメだし、防ぐことができたと思う。
数的不利になってからも町田は攻撃の手を緩めず、終盤には何度も決定機を作りました。
清水にあって、町田になかったもの。
それは「隙」だったと思います。
90点と100点。その差は想像以上に大きい
この試合で最も感じたのは、個々のプレー精度の差です。
パス、トラップ、判断、球際、ポジショニング。
一つひとつを見れば、決して埋められない差ではないのかもしれません。
ただ、その小さな差が積み重なると、チームとして大きな差になる。
吉田監督も、試合後にこう話しています。
一つひとつのちょっとした差が大きな差になる。
まさに、そのとおりだと思います。
テストで90点を取ることと、100点を取ることはまったく違います。
残りの10点を埋めることが、何より難しい。
清水のプレー精度が町田の9割、あるいは7割程度に感じられる場面もありました。
それほど、町田は一つひとつのプレーが正確でした。
決して0-5というスコアだけの話ではありません。
同じ11人で戦っていた時間帯から、個人としてもチームとしても差があった。
それが今回の試合で感じた現実です。
完敗から何を持ち帰るか
開始早々の積極性は悪くありませんでした。
清水が自分たちから仕掛けようとする姿勢は伝わってきました。
それでも、町田には通用しなかった。
吉田監督は試合後、「自分たちの力がまだまだ足りない」と認めています。
今の清水には、まだ足りないものがある。
ただ、これで終わったわけではありません。
中2日で迎えるアウェイ広島戦。
大きく変える時間はありませんが、今回の敗戦で見えた課題は明確です。
一つひとつのプレー精度を高め、隙をなくすこと。
0-5という結果以上に、町田との完成度の差を突きつけられた試合でした。
もっともっと強くならなければいけない。
悔しいですが、それが今回の町田戦で得た答えです。
次戦に向けて
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