こんにちは、清水エスパルスサポーター30周年のえすぷれ(@ta1spulse)です。
2022年6月29日、突然「Sの極み」の閉鎖が発表されました。
この記事は、「Sの極み」のサイト閉鎖についてまとめ、考察しました。
ぜひご覧ください。
「Sの極み」とは
故大場 健司氏と下舘 浩久氏が、清水エスパルス・日本代表等を取材し、選手コメントや観戦レポートを発信していた情報サイトです。
2003年4月20日に、「Sの極み」が開設されました。
公式では発表されない情報や、選手の内面が知れる貴重なエスパルス情報サイトでした。
私は、大場氏時代に有料会員として見ていましたが、下舘氏に引き継がれた後に退会し、最近は観察記(無料)だけ見ていました。
突然のサイト閉鎖の発表に、大変驚いております。
サイト閉鎖の理由
サイト閉鎖は、「Sの極み」としての取材活動ができなくなったことが原因です。
取材活動ができなくなった理由
取材活動ができなくなった理由として、株式会社清水エスパルスから以下のような通知があったそうです。
弊クラブは、これまで貴殿が運用する課金制情報サイト「Sの極み」に対し、チーム及びクラブによる取材協力、選手・スタッフ肖像の無償提供、その他サイト運営への協力を長期にわたり行って参りましたが、
近年の Jリーグ及び弊クラブを取り巻くメディア環境の変化やソーシャルネットワークサービスの発達、ライセンス管理等の理由により、今後はお断りさせていただくことと致します。
事情をご理解頂き、何卒ご了承願います。
http://www.s-kyoku.com/report/7404
こちらの内容を見る限り、取材拒否の主な理由は3点です。
- 近年の Jリーグ及び弊クラブを取り巻くメディア環境の変化
- ソーシャルネットワークサービスの発達
- ライセンス管理
1点目、Jリーグは、2022年2月12日から、ルールの範囲内でインターネット上に写真や動画を投稿できるようになりました。
リーグ公式試合における写真・動画のインターネット上での使用ガイドライン
それに伴い、公式サイトから配信できるコンテンツも増加しました。
また、エスパルスのメディア環境もここ数年変化しています。
- 公式アプリ プレミアム会員(有料)への情報提供
- 月刊誌「S-PULSE NEWS」のデジタル化 など
2点目、公式では現在、複数のSNSを運用しています。
- YouTube
- TikTok
- LINE
これらを使って、自らプロモーションできるようになってきたということでしょう。
そして、3点目、ライセンス管理です。
ここが、取材拒否の最大のポイントだと感じています。
ライセンス管理とは、「使用許諾契約書通りに使われているか」を管理することです。
「Sの極み」で記載する内容について、株式会社清水エスパルスが毎回チェックしていたはずです。
この管理コストが、リターン(プロモーション効果)と合わなくなってきたことが、取材拒否になった一つの要因ではないでしょうか。
「Sの極み」の気になる変化
ほぼ毎日「Sの極み」をチェックしていましたので、
2022年になり、気になる変化を感じていました。
- 2月15日 「怪我等」については諸事情により、「観察記」での掲載を控える
- 6月07日 新監督決定について伝えたいが、大人事情で掲載できない可能性がある
- 6月14日 「新監督就任会見」には「S極」として取材できない
- 以降、北川航也選手の復帰会見も取材できていません。
ここからは、想像の話ですが、
Jリーグのガイドラインが施行された、2022年2月12日を契機に、清水エスパルスのデジタルマーケティング戦略の方針が変わったのではないでしょうか。
今までは、ある程度のリスクと管理コストを引き換えに、外部サイトを通じてプロモーションをしていたが、
オウンドメディア(自社で保有するメディア)を使ってプロモーション活動をする方針になった。
それに伴い、オウンドメディアを管理するリソース(人・物)が必要になる。
外部サイトのライセンス管理などにかけるコストを削って、オウンドメディアにリソースをフォーカスした。
そんなストーリーを想像しましたが、真相はどうでしょうか。
最後に
「Sの極み」は、私にとって心の支えでした。
昔は、今とは違いエスパルスの情報は限られていました。
そんな中、毎日のように更新される練習情報や、選手の心情が知れる唯一のエスパルス情報サイトでした。
10年前は、毎日仕事に追われて、心身共に疲弊しきっていましたが、
最終電車に揺られながら見る「Sの極み」に何度も救われました泣
感謝しかありません。
「Sの極み」のこれからについては、有料会員に対しメルマガでお知らせがあるそうです。
新天地でのさらなる活躍をお祈りしています!
「Sの極み」からの情報がなくなることは、非常に残念ですが、
これからも、清水エスパルス関連の情報をあつめて、記事にしていきます。
また、見にきてください。
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