こんにちは、清水エスパルスサポーター30周年のえすぷれ(@ta1spulse)です。
DAZNで配信中の【追悼】オシムからのメッセージ : 千葉 設立30周年ドキュメンタリーは、ご覧になりましたか。
黄金時代のジェフの映像と、オシムさんとのエピソードが収められた映像です。
今回は、この映像に収められているオシムさんのメッセージから、心に沁みた3つのオシム語録についてまとめました。
ぜひご覧ください。
重要なことは、選手に「もっとできる」と思わせることだ
当時ジェフのGMだった祖母井さんが語ります。
レギュラーなんていないです。誰も。
がんばったは過去です。がんばる人、選手が次の試合にでれます。
【追悼】オシムからのメッセージ : 千葉 設立30周年ドキュメンタリー
選手たち全員に平等の愛を注ぐオシム監督。
今までの中心選手を外し、当時若手だった佐藤勇人選手、羽生選手を抜擢します。
抜擢された若手選手が、期待に応えようと奮起ます。まさに、この言葉を具現化しています。
重要なことは、選手に「もっとできる」と思わせることだ。
【追悼】オシムからのメッセージ : 千葉 設立30周年ドキュメンタリー
この言葉は、今のエスパルスにも当てはまります。
宮本選手や立田選手は、平岡監督の起用に応えて欲しい!
勝者のメンタリティが足りない
2003年のJリーグファーストステージを振り返っています。
ジェフは優勝争いするものの、結果3位で終えます。
敗因を聞かれたオシム監督が以下のように答えています。
勝者のメンタリティが足りない。
【追悼】オシムからのメッセージ : 千葉 設立30周年ドキュメンタリー
この言葉も、今のエスパルスにしみる言葉です。
「勝者のメンタリティ」とはどんなものでしょうか。
こちらの記事にまとめられたエピソードから、3つ勝者のメンタリティをご紹介します。
「心配すべきなのは我々じゃない。相手チームだ」ネルシーニョ監督
2011年にJ1優勝した柏レイソルの北嶋秀朗選手が、当時のエピソードを語っています。
ある試合で前半を2-0で折り返したんです。
ハーフタイムにロッカールームで「勝っているけど2-0は危ないスコアとも言うからな。後半も気を抜かずに行こうぜ!」ってポジティブな感じで選手同士で話していたんですけど、それを聞いたネルシーニョ監督が『それは違う!』と。
『我々は2点リードしているんだ。心配しなきゃいけないのは相手チームであって我々じゃない。』と怒られました。だから後半開始前の円陣では「2-0だ。危なくねーぞ!!」と言って試合に臨んだんです。
https://189-0000.com/s-mentality/#comment-45623
大変力強い言葉です。
この意識は、選手たちだけでなく、ファン・サポーターも必要なメンタリティです。
メンタルを平時に保ち、力を出し切る。どんな世界でも重要なことですね。
「器が大きければプレッシャーを感じることがない」羽生善治
稀代の天才棋士・羽生善治さんは次のように語っています。
「プレッシャーはその人の持っている器に対してかかるものだ。器が大きければプレッシャーを感じることがないはずだ」と自分に言い聞かせています。
https://189-0000.com/s-mentality/#comment-45623
震えてきます。
勝者は、勝者になるために常に自分と向き合っている。
自身へのプレッシャーを受け止め続けることで、器を広げていく。
勝者になるためには、プレッシャーも必要な要素です。
「相手をリスペクトし過ぎない。舐めてかかる。」白鵬翔
第69代横綱の白鵬さんが、NHKの密着ドキュメント番組で語っています。
相手をリスペクトし過ぎない。『相手が自分より力がある』と思い込むと、緊張して自分の力が発揮出来なくなる。なめてかかることでリラックスすることができ、自分の力を100%出せる。
https://189-0000.com/s-mentality/#comment-45623
ここで重要なのが、”リスペクトし過ぎない”ということ。しないではなく、し過ぎないです。
この言葉も、今のエスパルスに当てはまるのではないでしょうか。
川崎フロンターレ相手に、リスペクトし過ぎてませんか?
リラックスして、自分の力を100%出すことが重要です!
一歩一歩進んでいくしかない
話をオシムさんに戻します。
映像の最後にオシムさんが、佐藤勇人さんに語りかけます。
過去のことは過去に過ぎない
しかし明日のことを考える時に
過去の失敗を振り返ることは役に立つ
特にサッカーのレベルアップを目指すときはそうだ
一歩一歩進んでいくしかない
【追悼】オシムからのメッセージ : 千葉 設立30周年ドキュメンタリー
沁みる〜。
サッカーだけじゃなく、目標に向かって頑張っている全ての人に当てはまるのではないでしょうか。
過去は、現在の”原因”ではなく、現在、未来への”助言”であるということ。
目的に向かって、一歩一歩進むしかないこと。
多くの気づきをいただきました。
最後に
いかがでしたでしょうか。
言葉に触れただけですが、勇気をいただきました。
オシムさんのご生前のご厚情に深く感謝するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
コメント