こんにちは、月に2,3冊本を読んでいるえすぷれ(@ta1spulse)です。
自分自身の考え方、行動に大きく影響した本をご紹介します。
「何かいい本ないかなぁ」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
今回は、アンジェラ・ダックワースさん、神崎 朗子さん訳の「やり抜く力」をおすすめします。
人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」であるやり抜く力。
本書は、「グリット」(やり抜く力)を研究した内容がわかりやすくまとめられております。
今回は、第3章 努力と才能の「達成の方程式」一流の人がしている当たり前のことをご紹介します。
ぜひご覧ください。
【ビフォー】大切な力だとはわかっているけど、、、
本書は数年前に購入し、読まずに寝かしていました。
やり抜く力が大切なのはわかっているけど、踏み込んで知ろうとしない自分がいます。
今回は、ストックしていた本がなくなり、ようやく読み始めました。
【気付き】努力と才能の「達成の方程式」
結局は、才能だと考える時がよくあります。
私たちの頭のなかは、いったいどうなっているのだろうか?「才能」に対する無意識の先入観は、どうしてこうも根深いのだろう?
やり抜く力 アンジェラ・ダックワース/神崎 朗子 ダイヤモンド社 2016年09月09日頃
「才能」が「達成」に直結していると考えてしまう。
大谷選手も、佐々木選手も生まれもった「才能」があってこそだと。
自分が「ラク」だから人を神格化する
本書では、19世紀ドイツの哲学者、ニーチェの言葉が引用されています。
「あまりに完璧なものを見たとき、我々は「どうしたらあんなふうになれるのか」とは考えない」。その代わりに「魔法によって目の前で奇跡が起こったかのごとく熱狂してしまう」。
やり抜く力 アンジェラ・ダックワース/神崎 朗子 ダイヤモンド社 2016年09月09日頃
なんで私たちは、超人技は努力のたまものではないと思いたがるのでしょう?
「我々の虚栄心や利己心によって、天才崇拝にはますます拍車がかかる。天才というのは神がかった存在だと思えば、それにくらべて引け目を感じる必要がないからだ。「あの人は超人的だ」というのは、「張り合ってもしかたない」という意味なのだ」
やり抜く力 アンジェラ・ダックワース/神崎 朗子 ダイヤモンド社 2016年09月09日頃
自分が「天賦の才を持つ人」を神格化してしまったほうがラクって事か。
「才能」「努力」「スキル」「達成」はどう結びつくのか?
「才能」から「達成」が直結しないのであれば、「才能」から「達成」までの過程はどうなるのか?
「才能」から「達成」に至るまでの過程を説明する、ふたつの単純な方程式が示されている。
「才能」とは、努力によってスキルが上達する速さのこと。いっぽう「達成」は、習得したスキルを活用することによって表れる成果のことだ。
やり抜く力 アンジェラ・ダックワース/神崎 朗子 ダイヤモンド社 2016年09月09日頃
これが、方程式ですね。
- 才能 × 努力 = スキル
- スキル × 努力 = 達成
付け加えて、こんなことも書かれています。
もちろん、優れたコーチや教師との出会いなどの「機会」に恵まれることも非常に重要だ。むしろ個人的などの要素よりも、そちらのほうが重要かもしれない。しかし私の理論では、そのような外的要因や「幸運」は考慮しない。
やり抜く力 アンジェラ・ダックワース/神崎 朗子 ダイヤモンド社 2016年09月09日頃
なるほどね、才能と努力だけでも足りない、幸運も必要ってことだね。
まとめるとこうなります。
「才能」すなわち「スキルが上達する速さ」は、まちがいなく重要だ。しかし両方の式をみればわかるとおり、「努力」はひとつではなくふたつはいっている。
「スキル」は「努力」によって培われる。それと同時に、「スキル」は「努力」によって生産的になるのだ。
やり抜く力 アンジェラ・ダックワース/神崎 朗子 ダイヤモンド社 2016年09月09日頃
素晴らしい! 才能は重要だが、努力がなければ、スキルは身に付かず、生産的にはならないということですね。
最後に
ポテンシャルを理由に逃げるのはもうやめます。
今回は、努力の大切さについて少しだけご紹介しました。
そのほかにもたくさんの研究内容やエピソードが書かれています。
第10章 「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法 科学では「賢明な子育て」の答えは出ている は必見です❗️
最後に、「やり抜く力」が強いということを4つまとめてご紹介します。
- 「やり抜く力」が強いということは、一歩ずつでも前に進むこと。
- 「やり抜く力」が強いということは、興味のある重要な目標に、粘り強く取り組むこと。
- 「やり抜く力」が強いということは、厳しい練習を毎日、何年間も続けること。
- 「やり抜く力」が強いということは、七回転んだら八回起き上がること。
どれか一つでも感じるものがあった人は、ぜひこの本を読んでみてください。
コメント