京都サンガF.C.に0-2で敗れ、リーグ戦3連敗。
2試合で9失点を喫した守備の立て直しが求められた一戦でしたが、今回、より深刻に感じたのは攻撃です。
球際では戦えていた。
ボールも奪えていた。
それなのに、攻撃が始まらない。
この90分で見えたのは、個人の能力以上に、チームとしての完成度の問題でした。
沖の好セーブがなければ、何失点していたか
開始4分、ジャーメインのパスから須貝がシュート。
しかし、枠を捉えられません。
9分、ラファエル・エリアスの巧みなコントロールから先制を許すと、14分には蓮川が負傷交代。
スンウクが慣れない左CBに入ります。
19分にはエリアスに再びネットを揺らされるも、オフサイドで取り消し。
その後も沖の好セーブやポストに救われますが、前半アディショナルタイムにエリアスが追加点。
前半だけで0-2。
沖の好セーブがなければ、4失点、5失点でもおかしくない内容でした。
今季リーグ戦初出場の沖は、間違いなくチームを救っていました。
問題は、ボールを奪った「その後」
京都の攻撃がすべて完璧だったわけではありません。
清水も球際では戦い、ボールを奪う場面は作れていました。
問題は、そこからです。
ボールを奪っても、周囲が連動しない。
選手同士が重なり、パスコースが生まれない。
出しどころがなく、見えている味方の足元へパスを送る。
当然、京都に予測され、プレスを受けて再びボールを失う。
前半は縦に急ぎ、後半はつなごうとするものの、攻撃の形が見えません。
ボールを奪うことが目的になり、奪った後の設計がない。
私には、そう映りました。
ボールを持てても、ゴールには近づけない
後半、清水はボールを保持する時間が増加。
58分には藤井と平戸、80分には嶋本と井上を投入します。
それでも、バイタルエリアまでは運べても、そこから先は個人の打開頼み。
結果、シュート7本、枠内シュートは0本。
井上は試合後、京都の前線3枚のプレスを引き出し、その背後を突く必要性を指摘しています。
相手の守備に対して、どこに優位性を作るのか。
その認識をピッチ上で共有できていなかったことが、単調な攻撃につながったように感じます。
選手の問題だけで片づけていいのか
試合後、高橋は失点の責任を自ら背負いました。
吉田監督も、ケガ人の増加による競争の低下や疲労を課題に挙げています。
もちろん、チーム事情が厳しいのは理解しています。
ただ、京都も過密日程と負傷者を抱える中での一戦でした。
そして何より、今日の清水の選手たちは球際で戦っていました。
それでも攻撃が機能しない。
繰り返される問題を、選手個々の判断や能力だけで片づけることはできません。
選手が揃えば機能するサッカーではなく、揃わない時にどう戦うのか。
その選択肢を準備することも、監督・スタッフの役割ではないでしょうか。
今の清水には、組織としての上積みが感じられません。
次のヴェルディ戦、結果と未来を示してくれ
3連敗。
ここまで来れば、次の東京ヴェルディ戦は勝点3が絶対に必要です。
そして、結果だけでなく、チームが前進していると感じられる内容も見せてほしい。
選手の気持ちや頑張りだけに頼る段階は、もう過ぎています。
吉田監督とスタッフ陣には、覚悟を持って次の一戦に臨んでほしい。
もう言い訳はいりません。
求めているのは、勝利と、その先に希望を感じられるサッカーです。
次戦に向けて
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