天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会のベスト8をかけた戦いは、0-3の完敗でした。
本記事では、この試合を振り返りながら、スタメンやフォーメーションに加えて、良かった点と気になった点をピックアップし、チームの現在地を見つめ直します。
次の広島戦に向けた視点も交えながらまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
メンバー構成、試合展開
プレビューで予想したスタメンは、6人正解、5人不正解でした。

8月6日は、原爆犠牲者の追悼と恒久平和への願いを込め、黙祷から始まりました

今日は近隣で平和記念式典が行われているため、スタジアムでは応援の“鳴り物”が禁止となっています
スタメン

【キックオフ】清水は4-2-3-1でスタートです


やっぱり清水は、【4-2-3-1】の方がパス回しにリズムが出ますね! ボールがスムーズに動いて、見ていて気持ちいいです!

清水がカピシャーバ選手の単独突破から、何度かチャンスを作ります

中原選手、リーグ戦とは違う“天皇杯用のボール”を意識して、無回転気味のミドルを選択! シンプルだけど、こういう狙い悪くないですね!

乾選手の不用意なボールロストからカウンターを食らう場面が、何度か見られるのが気になります…

さすが日本代表クラスの選手が6人もスタメンに名を連ねる広島…。徐々に押し込む形を作られてきています

【45+1分】広島、川辺選手のスルーパスに中村選手が抜け出しクロス! ジャーメイン選手の折り返しに、前田選手が反応して押し込み…痛すぎる失点です

清水のハイライン守備、意図はわかるんですが── それでもスルーパス一本で簡単に決定機を作られてしまうのは、やっぱり困りますね…

【前半終了】0-1、広島リードで折り返します
56分 乾選手→高橋選手

高橋選手がトップに入り、北川選手がトップ下に移ります。利樹選手、清水デビュー戦です!


【56分】清水、利樹選手のファーストタッチがミドルシュート! 大迫選手がなんとかクリア! 惜しいぃぃ!

【59分】広島、ショートカウンターから田中選手のスルーパス! 抜け出した中村選手が冷静に流し込み…追加点を許してしまいます

田中選手のスルーパスが完璧でしたね・・・
70分 高木選手→北爪選手、矢島選手→宮本選手、中原選手→松崎選手

北爪選手が右サイドバック、宮本選手がボランチ、松崎選手が右ウィングにそのまま入ります


【76分】広島、清水陣内でボールを回しながら──またしても田中選手のスルーパス! 抜け出した木下選手が冷静に流し込んで…痛恨の3失点目です
76分 北川選手→嶋本選手

嶋本選手がそのままトップ下に入ります


【79分】広島、田中選手のクロスを、北爪選手がギリギリのカバーでスライディング…手に当たったようにも見えましたが、VARがないのが救いか…!

アディショナルタイムは、5分

【試合終了】0-3──広島に完敗。清水、天皇杯はここで敗退となりました

内容も厳しく、悔しい敗戦…。この悔しさ、次のリーグ戦でぶつけたいですね
試合を通じて感じたこと
Goodポイント
- 北爪選手、宮本選手がそろって実戦復帰を果たし、層の厚みが増した
- 利樹選手が清水の一員としてついにピッチに立ち、デビューを飾った
- 高木選手が右サイドバックに入ったことで、守備の強度が一段とアップ
- ボールロストが目立っていた乾選手に対し、最初の交代カードを切った判断は的確だった
Badポイント
- ハイラインを敷く2センターバックの状況判断に不安が残る
- チャンスは作れているものの、ラストパスや崩しの精度に課題
- 大きな構造的問題ではなくとも、状況判断やパスの精度において相手との明確な差を感じた
最後に

いかがだったでしょうか

前半は決定機の数では広島が上回っていたものの、チャンスメイクの数に関しては清水も互角に渡り合っていました

だからこそ、前半アディショナルタイムでの失点は非常に痛かった──試合の流れを大きく左右する一撃となりました

後半に入ると、状況判断やラストパスの精度といった細部の質の違いが顕在化し、それがそのまま得点差、ひいてはチーム力の差として表れました

中3日で再び広島戦。同じ相手、同じ舞台で挑むリベンジマッチ。この試練をどう乗り越えるか、清水にとって大きな分岐点となるでしょう!

ONE FAMILYでこの困難を乗り越え、次こそ勝利を掴んで、笑顔でアイスタに戻りましょう!
これからも、あなたが気になるエスパルス情報をまとめて、記事にしていきます。
また、見にきてくださいね。
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