清水エスパルス 対 ヴィッセル神戸 試合レビュー|心臓と魂を欠き、なぜ“何もできなかったのか” 2026年J1第11節(百年構想リーグ)


崩されたわけじゃない。
それでも、完敗だった。

守備は崩壊していない。
致命的なミスが続いたわけでもない。

それでもスコアは0-2。

なぜ、この試合は勝てなかったのか。
その答えはシンプルで、そして重い。

👉「何もできなかった」からだ。

試合の流れと個のパフォーマンスから、この敗戦を振り返る。


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■ 結局、この試合は何だったのか

前半の失点は、シュートミスが結果的にパスとなり押し込まれたもの。
後半はPK。

守備は一定の基準を満たしていた。

それでも勝てなかった理由は明確だ。

攻撃で何も起こせなかったこと。

前半はロングボール主体。
前進できない時間が続いた。

後半は繋ぎに変えたが、
結局は個頼み。打開できない。

👉“崩された”のではない。
👉“何もできずに負けた試合”だった。


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■ 試合の分岐点

流れが大きく崩れたわけではない。

それでも、差はじわじわと開いた。

前半は押し返せない時間が続き、
わずかな隙を決められて失点。

後半は修正を試みるも、
単発の仕掛けに終始し、連動が生まれない。

👉“流れを引き戻す時間”が一度もなかった。

押し込まれ続け、
主導権を取り返せないまま試合終了。

ここが、この試合の本質だった。


■ この試合で最も戦っていた選手

敗戦という結果を踏まえれば、主役はいない。

それでもあえて挙げるなら、
住吉ジェラニレショーンだ。

ほぼすべての攻撃を跳ね返し、決定機の芽を摘み続けた。

対人、カバー、持ち出し――すべてで高水準。
セットプレーでは競り勝ってシュートも放つ。

👉最後まで戦い続けた、数少ない“戦えていた”選手だった。


■ 評価が分かれる選手

小塚 和季

アンカー起用だったが、機能したとは言い難い。

予測が遅く、守備対応は後手。
プレスもアフター気味で強度を出せない。

1失点目も、もう一歩寄せられていれば防げた可能性がある。
このポジションで求められる基準には届いていない。


井上 健太

この試合が、怪我からの復帰戦。
そして移籍後初出場だった。

ボールを受ける動きや、前を向こうとする意識は見えた。
ただ、その先のプレーはまだ噛み合いきらない。

仕掛けや崩しの部分では、これからの印象。

👉コンディションと連携が整えば、違いを生める可能性はある。

まずは、この試合をスタートラインとしたい。


■ ポジティブ要素

もちろん収穫もある。

ブルネッティは2点差でも前を向き続け、仕掛ける姿勢を崩さなかった。

👉今の清水に足りない“推進力”を感じさせた存在だ。

さらに、日髙を含めた復帰組を試せたのもプラス。
ここは今後につながる材料になる。


■ この試合が示した現実

ブエノという“心臓”、
北川という“魂”。

この2人の不在は、想像以上に大きかった。

代わりがいない選手が抜けたとき、どう戦うのか。

👉Bプランの未整備が、そのまま結果に出た試合。


■ 総括

悪くはない。
でも、良くもない。

そして何より、勝てる内容ではなかった。

吉田監督の言う「絶対に勝つ」というメンタル。
それがピッチ上からは感じられなかったのが、最大の問題かもしれない。

守備は整ってきた。
あとは、強いメンタルと、どう点を奪い切るか。

👉この課題を越えない限り、同じ敗戦は繰り返される。


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